2008年01月06日

読みはじめ

年末年始、実家への移動中や、
実家で有り余るにちがいない時間のために
ヒラ積みになってた文庫本をがさっと購入。




新潟女児監禁事件をモチーフにした話。
このひとの小説、悲惨なストーリーでも
どうにも大衆小説って感じがするのはなぜか。




タイトルや著者の名前に反して
すごくまっとうな、男の子の成長物語。
映画化に合わせて、表紙がマツケンと永作。




映画「ヘザース」を思い出しつつ読む。
古典をちゃんと読んでるともっと楽しめるんだろうな。




他の人から見ると不確かでよくわからない、
でも本人たちにとっては確かな距離感。
絲山秋子のテーマ。


おもしろかったのは

絲山秋子
桜庭一樹
山崎ナオコーラ
桐野夏生

の順かな。


posted by asa at 03:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んだり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月03日

「天国はまだ遠く」

仕事やらなにやらに行き詰まり、
自殺しようと決めて旅に出る主人公・千鶴。
たどり着いた村で、やる気まるでなしの民宿に泊まり
睡眠薬をたっぷり飲んで眠るもすっきり目覚めてしまい、
あえなく自殺失敗。

死ぬのは諦めて、ぼけーっと過ごす日々。
民宿の主・田村さんや村の人たち、
豊かな自然と触れあいながら徐々に癒されていく。

でも、癒されるだけじゃなにも変わらない。
自分ではじめなければ何もはじまらない。
自分の居るべき場所へ、再び旅立つ主人公。

気づきと再生の物語、でしょうか。

主人公の死にたくなる感じが非常にリアル。
村の人たちもみんなただただ優しいだけじゃなく
きちんと自分があって、譲らないところは譲らないし、
そんなところもリアル。

そういう細かい積み重ねがあるから
いい話で終わらない小説になってます。

映画化が決まってるようで

千鶴=加藤ローサ
田村さん=チュートリアル徳井

というハナシも。
なんかイメージちがうなー。

千鶴=上野樹里または井上真央
田村さん=山本太郎

とか思ったんですがどうでしょう。

posted by asa at 23:56| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んだり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月22日

「逃亡くそたわけ」

福岡の精神病院から逃げ出した
躁鬱病の花ちゃんと鬱病のなごやんが
昭和62年式ルーチェ(カセットテープしか聞けない)で
福岡→大分→熊本→宮崎→鹿児島と九州1000キロ大縦断、
のロードノヴェル。

目的も行く当てもない突発的な旅。
途中病気の症状に悩まされるし、
いろいろなトラブルに見舞われるし、
でもなんだかそこに流れる空気は暖かくて
ちょっと羨ましい。
生きてるかんじがする。

絲山秋子の小説は強くてやさしい。

posted by asa at 21:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んだり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月21日

「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」

なんの前情報もなく、本屋さんの棚で
タイトルのかっこよさと、
サトエリの不機嫌なツラにひかれ購入。
(サトエリ主演で映画化され、この夏公開予定)

舞台は、ある地方の村。
両親の死をきっかけに顔を合わせることになった
それぞれに心を病む長男、長女、次女と、
長男の嫁(鈍感であることが最大の武器)の物語。

おもしろかったわぁ。

それぞれの病み方を考えると、
明るい結末は有り得ないんだけど、
この家族の過去にいったい何があったのか、
この先どうなっていくのか、
引っ張っていく巧みなストーリーテリングに、
一気に最後まで読み進む。

「エジプトに行けよ」とか
「そんなおもしろいのに、
 わたしの前に戻って来ちゃ駄目じゃない!」とか、
いまどきな名セリフ多数。

どんなふうに映画化されるのか非常に気になる。
永作博美が長男の嫁っていうのは、
チャーミングすぎるんじゃないかと思うけど。
(ちょっと前なら、富田靖子とか?)
吉田大八監督っていうのも気になるけど。




(文庫になってるんだけど、画像がないので単行本版で)
posted by asa at 23:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んだり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月18日

知らない世界を本で知る



将棋の世界のアレコレ。
プロ棋士になるのってものすごく大変なことなんだなぁ。
その中でも羽生善治ってほんとにスゴイんだなぁ。

東の羽生、西の村山といわれた
いまは亡き天才棋士・村山聖の生き様を描いた「聖の青春」、
そんな天才たちと同じく10代から将棋一筋に生きてきて、
でもプロになれずに将棋の世界を去った若者たちの
その後を描いた「将棋の子」と続けて読む。




裁判傍聴もの。
人間の本質って隠そうとしても出ちゃうんだなぁ。
(表紙にもなってる、交通事故で相手は亡くなってるのに
法廷にドクロのTシャツ着てきちゃう被告とか)
裁判長も検事も弁護士もみんな人間なんだなぁ。
巻末の傍聴マニアの座談会もおもしろいです。
ま、おもしろく読んでいられるのは
裁判と縁のない生活を送れてるおかげですが。
posted by asa at 23:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んだり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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